紙幣（F号券）のデザインについて

日本銀行券のうち、2024年(令和6年)7月3日から発行が開始されたF号券のデザインについて考えます。

券種は、F一万円券・F五千円券・F千円券の3種です。

 一万円札の図柄には、表面に渋沢栄一の肖像画が、裏面に赤レンガ駅舎として親しまれた重要文化財である東京駅が描かれています。 

五千円札の図柄には、表面に津田梅子の肖像画が、裏面に藤の花が描かれています。 

千円札の図柄には、表面に北里柴三郎の肖像画が、裏面に富嶽三十六景のうち神奈川沖浪裏が描かれています。 

デザインにおいて、福沢諭吉などが肖像画に採用されたE号券との相違点は3つほどあります。

 1つ目は3Dホログラムです。肖像が三次元に見えて回転するほか、肖像以外の図柄も見る角度によって変化する加工が施されています。 

2つ目は額面数字です。E号券の額面数字は明朝体に近い書体が使われていたのに対し、F号券の額面数字は線の強弱の少ないゴシック体に近い書体が使われています。 

3つ目は識別マークなどの位置の変更です。 

個人的にはE号券のデザインの方が好みですが、次の新紙幣のデザインが今から楽しみです。 

引用元：

https://www.npb.go.jp/product_service/intro/kihon.html