アドミュージアム東京の感想
本日6日にカレッタ汐留にあるアドミュージアム東京に行ってきました。アドミュージアム東京は日本で唯一の広告ミュージアムとして2002年に開館しました。
今回は「ニッポン広告史」などの常設展示と、「愛と苦情の広告史〜あなたも広告にひとことを〜」という企画展示を見ることができました。
私がこのミュージアムに足を運ぼうと思った理由は、先日投稿した10文字自己紹介についてのブログで挙げた意気込みを行動に移そうと考えたからです。たくさんのものを実際に見て、吸収していきたいと考えています。
常設展示のニッポン広告史では、江戸時代から現代までの広告の成り立ちを、実際に使われた広告の写真などと合わせて知ることができました。なかでも大正から昭和にかけては戦中・戦後の社会情勢が色濃く広告に出ていました。
企画展示の愛と苦情の広告史では、日本広告審査機構(JARO)の展示もあり、消費者からの広告に対する苦情がどのようにその後の広告に影響するのかといったことなどを知ることができました。
数多くの展示を見て特に印象に残ったのは昭和から平成にかけての広告でした。理由を考えてみると、それはキャッチコピーにありました。例を3つ挙げます。
1つ目は戦時中に食糧確保のため栽培を奨励されていたかぼちゃのポスターです。そのポスターには「何がなんでもカボチャを作れ」という文字がありました。
2つ目はパナソニック ナショナルの「あかり」の広告です。ホテルオークラ神戸で「ファイト」の文字が灯された写真とともに「昼まはええんです。 暗うなったら不安で不安で そやからデンキついた時はうれしかったです。」という文が添えられていました。
3つ目は、カンヌグランプリに選ばれた日清食品の広告です。マンモスの写真を背景に「hungry?」の一言が添えられていました。
これらの広告から、印象に残る広告がもつ共通点とは、イラストや写真に合うキャッチコピー、そしてさらにそのキャッチコピーに合う文字の配置や書体が際立っているものだと考えました。
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