根津美術館の感想

11日に根津美術館に行って来ました。『財団創立85周年記念特別展 国宝・燕子花図と藤花図、夏秋渓流図ー光琳・応挙・其一をめぐる3章』の展示が行われており、江戸時代の作品を実際に目にすることができました。

水墨画では、動物が描かれていることが多く、墨の濃淡がとても美しく生命力を感じました。屏風絵では、燕子花図と藤花図が鮮やかな青と緑で描かれており、言葉で言い表せないくらい迫力がありました。風景画では、濃淡を巧みに使って遠近感を出していました。

大きな作品では、大胆に描かれた部分と繊細に描かれた部分とのバランスが絶妙でした。また、掛け軸に書かれた文章は文字のサイズや文の位置が考えられていて、絵とのバランスが取れ、文章だけが浮かずにまとまっているように感じました。

 特別展の他に、茶器や青銅器などの展示もありましたが、なかでも目を惹かれたのは能面の展示でした。どの能面にも背景があり、見応えがありました。どれも顔の凹凸やパーツ一つ一つが繊細に作られていました。憤怒の面では、3つの面が並んでおり、強くなる感情に応じて変化する表情が魅力的でした。 

根津美術館に着いてまず目に入ったのは建物の外装と看板でした。看板には根津美術館の文字とロゴマークがあり、建物や展示内容の雰囲気に合ったものになっていました。隷書体の「根津美術館」の文字と、英語の「NEZU MUSEUM」、そしてロゴマークが書かれていました。ロゴマークは頭文字のNとMを意匠化したもので、「燕子花図」をはじめとする屏風や、健やかに伸びる竹のイメージが重ねられているそうです。


引用元:

 https://www.nezu-muse.or.jp/sp/about/info.html 

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